睡眠時無呼吸症候群

当院では、睡眠時無呼吸症候群の検査、治療を行っております。
睡眠時無呼吸症候群の検査は以前は、病院で入院をしながらの検査が当たり前でした。

しかし、当院では、ご自宅に検査機器をご郵送し、ご自宅で検査ができ、ご自宅で治療を開始できる機器を導入しております。
動画を見ながら、検査をおこなうので、どんな方でも簡単に行うことが出来ます。

入院する検査よりも、価格を抑えて検査が可能であり、精度も入院して行う検査とほぼ変わりません。
病院での入院では、個室となるため、個室代もかかり入院費用もかかるので高額になりがちです。
そのため、自宅での検査は入院費用がいらないため、大幅に金額が抑えらえる検査方法です。

睡眠時無呼吸症候群の定義

睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に、呼吸が一時的に停止もしくは少なくなる病気です。

以下のいづれかを満たすと睡眠時無呼吸の可能性が高くなります。
①一晩に、10秒以上の無呼吸が30回以上
②1時間の睡眠あたり、無呼吸数や低呼吸数が5回以上

無呼吸の繰り返しにより、酸素の供給が一時的に減少することで、心臓や脳に届く酸素が減ります。これが長期間続くと、高血圧、心臓疾患、糖尿病などのリスクが高まると言われております。また睡眠の質が低下し、日中の眠気を起こす可能性が高くなります。
夜間頻尿の原因が、実は睡眠時無呼吸によって発生していることもあります。

睡眠時無呼吸症候群の検査方法

当院では、病院で入院をせずに、ご自宅で手軽に検査できる検査を採用しております。
ご自宅で検査ができることで、入院で検査するよりも患者様の検査費用が大幅に軽減でき、入院する時間が無い人でもご自宅で検査ができるというメリットがあります。

検査の流れ

  1. 睡眠に関する問診票(エプワース眠気尺度:ESS)をご記入ください
  2. 問診票を元に、医師が診察を行い、睡眠時無呼吸の検査を行うかご相談をいたします。
  3. 検査を行う場合、検査機器をご自宅に郵送する手続きをします。
  4. 1週間程度でご自宅に検査機器が到着します。検査機器に同封されている説明に従い、一晩検査を行ってください。
  5. 検査終了後に、検査機器をご郵送いただき、結果の解析を行います。
  6. 機器返送後一週間以降に、クリニックにご来院いただき結果説明をおこないます。

●検査費用
3割負担の方・・・約3900円
2割負担の方・・・約2600円
1割負担の方・・・約1300円

睡眠時無呼吸症候群の治療

睡眠時無呼吸の治療方法としては、CPAPという酸素を夜間に吸う方法があります。そのほかには、肥満などによって物理的に気道が圧迫されているような方では、生活習慣の改善を促します。

①CPAP(連続陽圧呼吸器)

CPAPとは、鼻や口にマスクを付け、空気を供給し、気道を開ける装置です。気道が開くことによって、無呼吸の回数が減少し、しっかりとした睡眠に繋がります。

②生活習慣の改善

過体重や肥満は、脂肪によって喉が圧迫され上気道の閉塞を引き起こす可能性があります。体重を減らすことで睡眠時無呼吸の症状が緩和されることがあるため、運動習慣や食生活の見直しをしましょう。
舌が大きい方は、仰向けで睡眠をとると舌が気道を閉塞させていることがあります。その場合は、横向きで睡眠をとるようにしましょう。
アルコールや睡眠薬は、首の筋肉が緩みやすく、気道の閉塞を起こす場合があるため、睡眠薬の過度使用の中止や禁酒をしましょう。