つつじヶ丘駅南口徒歩1分。CPAPの導入・継続管理・転院をご相談いただけます。検査がまだの方はこちら。
当院でのCPAP導入・継続管理の流れ
- 検査結果と治療方針の説明:症状と検査結果を確認し、CPAPの適応や費用をご説明します。
- 装置の説明とマスクの調整:装置の使い方やお手入れを確認し、マスクの装着・フィット感・空気漏れを調整します。
- 自宅での使用と定期診察:使用データと症状を確認し、マスクの違和感や使いにくさをご相談いただきながら調整します。
当院では、CPAP導入当初は月1回を目安に診察します。症状や使用状況が安定している方は、医師の判断で2か月に1回の受診も相談できます。受診間隔は状態に応じて個別に決めます。
保険診療・3割負担の場合、CPAPの費用は月5,000〜6,000円程度が目安です。検査費用と保険適用の条件はこちらをご覧ください。
診察でお伝えいただきたいこと
- 初めて受診する方:いびきや無呼吸を指摘されたこと、日中の眠気、治療中の病気、服用中のお薬をお伝えください。過去の睡眠検査の結果があればご持参ください。
- CPAPをお使いの方:使いにくい時間帯、マスクの痛みや空気漏れ、鼻や口の乾燥など、困っている点をお伝えください。装置にエラーが出る場合は、表示内容を控えておくと相談しやすくなります。
装置本体やマスクを持参する必要があるかは、事前にお電話でご確認ください。
使いにくい・困ったときの相談先
マスクの空気漏れ、痛み、鼻や口の乾燥などは、診察時にご相談ください。次回の受診まで待てない場合は、診療時間内に当院(03-6825-2600)へお電話ください。状況を確認し、受診や調整をご案内します。
他院からの転院をご希望の方へ
ご予約時に、CPAP治療中で転院をご希望の旨をお伝えください。次の資料をお持ちであれば、ご持参いただくと治療状況を確認しやすくなります。
- 現在の医療機関からの紹介状(診療情報提供書)
- 睡眠検査の結果、CPAPの使用状況が分かる資料
- 使用中の装置名・設定やレンタル会社が分かるもの
- マイナ保険証または資格確認書、お薬手帳
資料がそろわない場合も、まずはご相談ください。装置の引き継ぎ方法や持参の必要性は、予約時にご確認ください。
睡眠時無呼吸症候群の治療は、重症度に合わせて選択します。症状の強さ、検査で確認された無呼吸の程度、体格、生活習慣、鼻や喉の状態などを総合的に考慮して治療法を選びます。
睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に空気の通りが狭くなり、呼吸が止まったり浅くなったりする病気です。そのため、治療の目的は睡眠中の気道を保つ、酸素低下を減らす、日中の疲労感や眠気を改善する、高血圧などの全身への負担を減らすことです。

CPAP治療


CPAP療法は、中等症から重症の睡眠時無呼吸症候群で中心となる治療です。CPAPは、睡眠中に鼻に装着したマスクから空気を送り、喉の空気の通り道が塞がらないようにする治療です。空気で気道を支えるイメージで、無呼吸や低呼吸を減らし、睡眠中の酸素低下を改善します。
CPAP療法は睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療であり、特に無呼吸の回数が多い方、日中の眠気が強い方、高血圧症などの方には重要な選択肢です。CPAP療法は無呼吸低呼吸指数や酸素飽和度の改善に優れており、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の第一選択とされています。
一方で、CPAP療法は継続がとても大切です。マスクの違和感、空気の漏れ、鼻づまり、空気の乾燥などで使いにくさを感じる方もいらっしゃいます。そういった場合は、マスクの種類を変更、加湿器の併設、圧設定の調整、鼻炎の治療を併用することで改善する場合があります。自己判断で中止はせず、医療機関と相談しながら続けやすい形に調整することがとても大切です。
※治療の効果や継続のしやすさには個人差があります。
マウスピース治療

マウスピース治療は、軽症から中等症の睡眠時無呼吸症候群で選択されることがあります。睡眠時無呼吸症候群に使用されるマウスピースは、下の顎を少し前に出すことで、空気の通り道を広げる装置です。これは一般的な歯ぎしり用のマウスピースとは目的が異なります。
アメリカの睡眠学会のガイドラインでは、CPAPが使えない方やCPAP以外の治療を希望する閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対して、マウスピースの使用が推奨されています。マウスピースは歯科医師による適切な作製と調整が必要です。ただし、重症例ではCPAPの方が無呼吸や酸素低下を改善しやすいとされています。
マウスピースは便利な治療ですが、すべての方に適しているわけではありません。患者の状態や顎関節の状況、無呼吸の重症度を確認した上で選択する必要があります。
マウスピース作製のための歯科紹介
当院で検査結果と症状を確認し、マウスピース治療が適していると判断した場合は、歯科医院への診療情報提供書(紹介状)を作成します。歯科で歯や顎の状態を確認したうえで、装置を作製・調整します。
保険適用の可否や自己負担額は、紹介先の歯科医院でもご確認ください。作製後の症状や治療効果についても当院にご相談いただけます。
体重管理や生活習慣の改善

肥満は、睡眠時無呼吸症候群の大きな原因の一つです。そのため、体重管理や生活習慣の改善が治療の一部として重要になります。首まわりやのどの周囲に脂肪がつくと、睡眠中に気道が狭くなることがあります。そのため、体重が増えてから「いびき」や「無呼吸」を指摘されるようになった方は、体重管理がとても大切です。体重を減らすことは、睡眠時無呼吸症候群の改善につながる可能性が高いです。
睡眠時無呼吸症候群の患者さんを対象にしたランダム化比較試験では、食事や運動、飲酒、喫煙などの介入を組み合わせた生活習慣の改善によって、睡眠時の無呼吸数が改善したことが報告されています。また、飲酒は睡眠中に喉の筋肉を緩めてしまい、無呼吸を悪化させることがあります。特に寝る前の飲酒は注意が必要です。
喫煙や鼻詰まりも睡眠の質や気道の状態に影響するため、必要に応じて見直しましょう。
手術や耳鼻科的治療

睡眠時無呼吸症候群にて、手術や耳鼻科的治療が検討されるのは、扁桃が大きい、鼻づまりが強い、鼻中隔弯曲があるなど、鼻やのどの構造が関係している場合です。小児では扁桃やアデノイドが原因となることもありますが、成人では肥満や骨格、生活習慣など複数の要因が重なっていることが多く、手術だけで全てが解決するとは限りません。
鼻づまりが強い場合、CPAPの使いにくさにつながることもあるため、鼻炎や副鼻腔炎などの治療を併用し、CPAPを継続するようにすることがあります。
治療は続けられる形にすることがとても大切です。睡眠時無呼吸症候群の治療で大切なのは、自分に合った方法を選び、継続することです。CPAP、マウスピース、体重管理、生活習慣の改善、耳鼻科的治療など、治療法には複数の選択肢があります。
重症度や原因によって適した治療は異なるため、検査結果をもとに医師と相談しながら方針を決めることが大切です。いびきだけだから大丈夫と思っていても、睡眠中の低酸素や睡眠の分断が続くと、日中の眠気や集中力低下だけではなく、高血圧など生活習慣病による体への負担につながることがあります。気になる症状がある方は早めに相談し、自分に合った治療法を検討していきましょう。
このページの情報と参考文献
情報提供:つつじヶ丘駅前内科クリニック / ページ更新日:
