血圧を上げる食べ物
血圧を上げる食べ物は、塩分(ナトリウム)が多いもの、交感神経を刺激するもの、があります。
血圧を上げる食べ物
血圧を上げる食べ物には、おおきく分けて、塩分が多いもの、交感神経を刺激するもの、カリウムが少ない食べ物、アルコールがあります。
塩分が多い食べ物
塩分(ナトリウム)を多く食べると、体は水分を保持して薄めようとするため、血管の中の水分量(血液量)が増え、血圧が上昇します。
- カップラーメン
- 漬物
- お味噌汁
- ハム、ベーコン、ソーセージ
- 醤油
- 味噌
- 塩鮭、魚の干物
コンビニ弁当には、食品添加物が使われており、ナトリウムやリンが多いため、動脈硬化を助長し、血圧を上げやすいです。
日本高血圧学会が推奨する塩分量は「1日6g未満」となっており、これらの食べ物を食べているとあっという間に6gを超えてしまいますので、注意してください。
交感神経を刺激する食べ物
交感神経が活発になると、心拍数が上がり、血圧が上昇します。
- エナジードリンク
- コーヒー
- 紅茶
- 緑茶
カフェインが多いものは、交感神経を刺激する作用があるため、血圧が上がることがあります。
カリウムが少ない食べ物
カリウムにはナトリウムを体の外に出す作用があります。カリウムが少ない食べ物は、血圧を下げる作用がすくないため、塩分が多い状態を体に作ってしまいます。
- スナック菓子
- ファーストフードの食べ物
アルコール
アルコールを飲みすぎると、血圧が上昇します。慢性的なアルコール接種は、交感神経の持続的な緊張をもたらし、血管収縮、睡眠障害も引き起こします。
節度ある一日の飲酒量は、男性は日本酒1合まで、女性は0.5合程度までです。よく外来では、ビールは350mlを一缶までとお伝えしております。
節度ある飲酒以上は体に毒ですので覚えておいてください。
血圧を上げない食事のポイント
だしや香辛料を用いて、塩分の薄味に慣れましょう。
スープなどには塩分が多いため、具を食べて、スープを飲まないようにしましょう
加工食品よりも手作りの料理を食べましょう。
洋食よりも和食を選びましょう。
野菜、豆、海藻などの食事を意識してとりましょう